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タイトル |
拙者、妹がおりまして(4)(セッシャイモウトガオリマシテ) |
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妹の千紘と親友・龍治の仲にやきもきしていた勇実だが、今度は我が身の色恋が胸を騒がせる。ある日、白瀧家におえんという女が現れ、しばらく身を置かせてほしいと請う。様子がおかしくなった勇実に対し、ひと回り年上で余裕を見せるおえん。聞けば、六年前にふたりは知り合い、のぼせ上がった勇実のほうから迫って、ひと頃男と女の仲になっていたという。衝撃のあまり感情的になった千紘は、おえんを追い払うため、兄が惹かれているはずの菊香を連れてくるが……。果たしてこれでよかったのだろうかーー登場人物それぞれが日々、全身で悩んで、前を向く。美しく爽快な青春群像時代シリーズ第四弾!