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タイトル |
お嬢さまの、脚は夜ひらく(オジョウサマノアシハヨルヒラク) |
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「ああ……、夢のよう……」
まさに、夢のような快感を女性に与える男の能力とは──?
超人気作家による圧巻の官能エンタメ!
崖から落ちたはずの文也は、なぜか一命をとりとめた。だが、運命が一転する。
好意を抱いていた社長令嬢を抱けることになったのだ。
それだけではない、実はあの事故を機に不思議な能力を身につけたようなのだった。
それを彼女のため、世の中のため、と駆使する彼だったが、それ以上に、ベッドでの行為にも十二分に活用し──。
◆ 著者について
睦月影郎(むつき・かげろう)
1956年神奈川県生まれ。
神奈川県立三崎高校卒業後、さまざまな職業を経て、23歳に官能作家としてデビュー。
奇抜なストーリーと独特のフェティッシュな官能描写で圧倒的な支持を得ている。
著書は、「21世紀最強の官能小説大賞」に輝いた『夜の研究棟』を含む『儀式 真夜中の肉宴』『蜜の閨 誘惑の一夜』の「館」三部作、
『はまぐり伝説』『クリおね伝説』『あわび伝説』の「伝説」三部作、『絶倫王子』『淫脳王』『永遠のエロ』『人妻淫スクール』『月影亭擦淫事件』(以上、二見文庫)
他600冊に達する。また、官能小説の書き方他についてまとめた『欲情の文法』(星海社新書)、
自らの人生とマンガの歴史を振り返ったエッセイ『ぼくのマンガ道』(鈴屋出版)もある。
第 1 章 秘められた淫力 …… 7
第 2 章 上品な熟れ肌 …… 48
第 3 章 性技のヒーロー誕生 …… 89
第 4 章 主婦の熱い息 …… 130
第 5 章 お嬢さまと後輩 …… 171
第 6 章 無重力セックス …… 212
「アア……、は、恥ずかしい……」
怜奈が、股間に彼の熱い視線と息を受け、白い下腹をヒクヒク波打たせて声を洩らした。
今まで挿入以外、途中までなら経験したようだが、足指や尻の穴まで舐められるのは初めてだろう。そしてクンニリングスも含め、それほど多くの体験はないに違いない。
美女の中心部を見ると、恥毛はふんわりと柔らかそうに、ほんのひとつまみほど上品に煙っていた。
とうとうお嬢さまの体の神秘の部分まで来ることが出来たのだ。
もうたまらず、文也は吸い寄せられるようにギュッと顔を埋め込んでいった。柔らかな茂みに鼻を擦りつけて嗅ぐと、隅々に蒸れて籠もる汗とオシッコの匂いが悩ましく鼻腔を刺激してきた。
(ああ、これが女の匂い……)
そして柔肉をたどって味わいながら、ゆっくりクリトリスまで舐め上げると、
「アアッ……!」