|
タイトル |
べんり屋、寺岡の春。(ベンリヤ テラオカノハル) |
|
カズ君の受験がせまり、落ち着かない「べんり屋寺岡」。そんななか、美舟の気になる男の子、筒井君が「カメの池をつくってほしい」と依頼に来る。それは、重い病気で入院している弟、凪人君のためだった。凪人君が入院しているので、筒井君は、家でもひとりで過ごすことが多いという。筒井君のためになにかできることはないかと考える美舟に、おばあちゃんは、「してあげられることがあるとしたら、ふつうの、小さなことなんじゃないかな。」と言う。その言葉の裏には、おばあちゃんの幼いころの、さびしい記憶があった…。