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タイトル |
思考停止という病理(1028)(シコウテイシトイウヤマイ) |
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疑問を持たず、素直に従い、人を信じて疑わず、何でも「お任せ」にする習慣を私たちは身につけてきた。だが、グローバル化で人を疑うことを基本とする価値観が流入し、これまでのモラルを裏切るような犯罪も多発している。自らものごとを考え、判断し、行動しなければ、知らぬ間に、都合よく利用される恐れもあるのだ。
教育から政治・社会問題に至るまで考察を深め、思考停止に陥る日本人に警鐘を鳴らす。
《目次》
はじめに
第1章 考えることを忘れた社会
第2章 思考停止に陥りやすい日本人の心理
第3章 その根底に流れる教育のあり方
第4章 権力者による愚民政策の一環か
第5章 考える力を奪う教育からの脱却を
あとがき
《著者紹介》
1955年東京生まれ。東京大学教育学部教育心理学科卒業。東芝市場調査課勤務の後、東京都立大学大学院心理学専攻博士課程中退。心理学博士。カリフォルニア大学客員研究員、大阪大学大学院助教授などを経て、現在、MP人間科学研究所代表、産業能率大学兼任講師。おもな著書に『〈ほんとうの自分〉のつくり方』(講談社現代新書)、『「やりたい仕事」病』(日経プレミアシリーズ)、『「おもてなし」という残酷社会』『自己実現という罠』『教育現場は困ってる』(以上、平凡社新書)などがある。
第1章 考えることを忘れた社会
第2章 思考停止に陥りやすい日本人の心理
第3章 その根底に流れる教育のあり方
第4章 権力者による愚民政策の一環か
第5章 考える力を奪う教育からの脱却を
あとがき