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タイトル |
唐代通行『尚書』の研究(トウダイツウコウショウショノケンキュウ) |
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『藝文類聚』・『群書治要』などの類書に引かれている『尚書』、ならびに遣唐使将来本・敦煌本『尚書』を駆使して、唐玄宗皇帝勅命改字以前の『尚書』を復元。
写本としての揺れを把握することは、魏晋南北朝期の『尚書』を思想的に解明することのみならず、宋学以降の『尚書』解釈を解明するための資料となる。
序文 池田知久
序論
一、写本と刊本
二、字書の改訂と訓詁の変化
三、テキストの変化と復元の問題
四、顏師古「定本」と唐代通行『尚書』
五、現存する唐写『尚書』諸本
第1章 越刊八行本『尚書』攷
第2章 本論
一、『太平御覧』所引『尚書』攷
二、『秘府略』紙背『尚書』攷
三、『藝文類聚』所引『尚書』攷
四、『文選』李善注所引『尚書』攷
五、『群書治要』所引『尚書』攷
六、『後漢書』李賢注所引『尚書』攷
七、『一切經音義』所引『尚書』攷
八、原本系『玉篇』所引『尚書』攷
結論
おわりに