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タイトル 天文文化学の視点(テンモンブンカガクノシテン)
著者名 松浦清/真貝寿明/横山恵理/米田達郎/西村昌能/勝俣隆(マツウラキヨシ/シンカイヒサアキ/ヨコヤマエリ/ヨネダタツロウ/ニシムラマサヨシ/カツマタタカシ)
出版社名 勉誠社
ジャンル 科学・医学・技術
isbnコード 9784585325420
書籍のサイズ 全集・双書
発売日 2024年10月31日頃
販売価格 3,850
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天文現象は古代より人々の生活や文化活動に密接に関わり、文学や美術に広く取り入れられるとともに、現代科学の発端ともなった。 古典籍・美術品・工芸品・遺跡・数式等の中には天文に関わる多様な表現がみられ、それらはさまざまな角度から考察することができる。 銅鏡の文様に見られる古代中国の宇宙観とは? 浦島太郎のタイムトラベルの理論物理学的な可能性とは? 一条兼良はどのような星空を見ていたのか? 沖縄に伝わる神歌に歌われた星に、人々は何を託していたのか? 絵画・文学作品、信仰・思想、民俗、実際の天体現象など、様々な視点から、文化史と科学論を統合して自然観を考察する。 細分化され過ぎた現在の学問を新たに捉え直し、総体としての知を確立する挑戦! 序 「天文文化学」という複合領域を楽しむために 松浦清 I 絵画・文学作品にみる天文文化 原在明《山上月食図》(個人蔵)の画題について 松浦清 一条兼良がみた星空ー『花鳥余情』における「彦星」「天狗星」注をめぐって 横山恵理 「軌道」の語史ー江戸時代末以降を中心に 米田達郎 [コラム] 星の美を詠む 横山恵理 [コラム]明治初頭の啓蒙書ブーム「窮理熱」と『滑稽窮理臍の西国』 真貝寿明 II 信仰・思想にみる天文文化 銅鏡の文様に見られる古代中国の宇宙観ー記紀神話への受容とからめて 西村昌能 天の河の機能としての二重性ー境界と通路、死と復活・生成、敵対と恋愛の舞台 勝俣隆 南方熊楠のミクロコスモスとマクロコスモスー 南方曼荼羅の世界観 井村誠 [コラム]天文学者は星を知らない 真貝寿明 III 民俗にみる天文文化 奄美与論島における十五夜の盗みの現代的変容をめぐる一考察 澤田幸輝 [コラム]三日月の傾きと農業予測ー鹿児島県与論島のマクマを事例に 澤田幸輝 天文文化学から与那覇勢頭豊見親のにーりを考える 北尾浩一 IV 中世以前の天体現象と天文文化 天命思想の受容による飛鳥時代の変革ー北極星による古代の正方位測量法 竹迫忍 惑星集合と中国古代王朝の開始年についての考察 作花一志 [コラム]星の数、銀河の数 真貝寿明 丹後に伝わる浦島伝説とそのタイムトラベルの検討 真貝寿明 V 近世以降の天体現象と天文文化 1861 年テバット彗星の位置測量精度ー土御門家と間家の測量比較を中心に 北井礼三郎・玉澤春史・岩橋清美 日本に伝わった古世界地図と星図の系譜 真貝寿明 あとがき 天文文化学を進める上で見えてきたものー理系出身者の視点から 真貝寿明






 
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