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タイトル フェイク・スペクトラム(フェイクスペクトラム)
著者名 納富信留/明星聖子(ノウトミノブル/ミョウジョウキヨコ)
出版社名 勉誠出版
ジャンル 人文・思想・社会
isbnコード 9784585390152
書籍のサイズ 単行本
発売日 2023年01月31日
販売価格 3,520
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嘘、偽り、騙し、騙り… 否定的な響きをもつこれらの言葉・現象を、私たちは真摯に考えてきたことがあっただろうか? 「嘘も方便」という表現からも捉えられるように、社会におけるこれらの行為は多義的な面を持ち合わせている。 そして、言葉のいとなみが広がる文学の世界には、「フェイクする存在」としての人間が活写されている。 中世から現代にいたる、洋の東西を越えた11の事例を考察することにより、「フェイク」という問題の多面性と本質を浮かび上がらせる画期的な書! はじめに 納富信留 序章 「フェイク」とは何か、「フェイク」をどう論じるか? 納富信留 第1部 現代とは異なるフェイク 第1章 信憑性の戦略─『ジョン・マンデヴィルの書』をめぐって 松田隆美 第2章 書簡は語/騙るー初期近代イギリスのジャーナリズムとフィクションの誕生 井出新 第3章 近代的作者の誕生ーセルバンテスと『贋作ドン・キホーテ』 瀧本佳容子 第4章 公私のせめぎ合いと隠された主題ーダニエル・デフォー『ペスト』をめぐって 高畑悠介 第2部 編集にまつわるフェイク 第5章 正典・外典・偽典─『聖書』をめぐって 伊藤博明 第6章 虚像としての編集─「大島本源氏物語」をめぐって 佐々木孝浩 第7章 「体系哲学者」という虚像のあとで─ヘーゲル講義録をめぐって 下田和宣 第8章 フェイクの悲劇的な帰結─フリードリヒ・ニーチェの『権力への意志』をめぐって トーマス・ペーカー 第3部 現代に生きるフェイク 第9章 フェイクな恋のフェイクな手紙ーフランツ・カフカの『判決』と『変身』をめぐって 明星聖子 第10章 共有される疑似現実を生きるということ─トマス・ピンチョン『競売ナンバー49の叫び』をめぐって 中谷崇 第11章 捏造されたホロコースト回想録─ビンヤミン・ヴィルコミルスキーの『断片』をめぐって 北島玲子 あとがき 明星聖子 執筆者紹介






 
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