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タイトル |
死にたがりの君に贈る物語(シニタガリノキミニオクルモノガタリ) |
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ベストオブけんご大賞受賞作! 大人気作待望の文庫化。
あなたがいるから、私は小説を書こうと思います。
ーー著者が、自身に、読者に問い掛ける衝撃の問題作!
全国に熱狂的なファンを持つ、謎に包まれた小説家・ミマサカリオリ。だが、人気シリーズ完結を目前に訃報が発表された。同時に作品は厳しい批判にさらされ、さらにはミマサカに心酔していた17歳の少女・純恋が後追い自殺をしてしまう。純恋の自殺は未遂に終わるものの、彼女は「完結編が読めないなら生きていても意味がない」と語った。
やがて、とある山中の廃校に純恋を含む七人の男女が集まった。いずれも作品のファンで、小説をなぞり廃校で生活することで、未完となった物語の結末を探ろうとしたのだ。だが、そこで絶対にありえない事件が起きてーー。
著者自身の根源的な問いを内包する、痛切な青春ミステリ。
NHK FMにてラジオドラマ化!
■著者プロフィール
綾崎 隼(あやさき・しゅん)
1981年新潟県生まれ。2009年、第16回電撃小説大賞<選考委員奨励賞>を受賞し、『蒼空時雨』(メディアワークス文庫)でデビュー。受賞作を含む「花鳥風月」シリーズ、「君と時計」シリーズ(講談社)、『ぼくらに嘘がひとつだけ』(文藝春秋)、『それを世界と言うんだね』(ポプラ社)、『この銀盤を君と跳ぶ』(KADOKAWA)など著作多数。本作は著者にとって40冊目の刊行となった物語の文庫化となる。