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タイトル |
精神分析とユング心理学〔新訂〕(セイシンブンセキトユングシンリガク シンテイ) |
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フロイトに始まる精神分析とユングに始まる分析心理学は、分析者と、症状を抱える被分析者との定期的な面接において生じる治療的な心的変化過程に関する知見をもとに構築された理論体系である。これらは心理臨床実践の基礎となる知識であり、今日もその体系に新たな知見が加えられ発展を続けている。精神分析とユングの分析心理学が持つ「人間の心の深層に関する知」と「心理療法学」の両者の側面を視野に入れながら、その基本を理解することを試みたい。
1.精神分析とユング心理学ーその出会いからそれぞれの展開へ 2.精神分析臨床がめざすもの 3.無意識という心の生活 4.心の構造をとらえる 5.精神分析における心の発達論 6.内的世界の理解:対象関係論 7.精神分析的心理療法の実際 8.精神分析の展開と応用 9.近代的パーソナリティ研究の先駆者としてのユング 10.ユングのとらえた自我と無意識の相補的関係 11.ユングによる無意識の探求ー集合的無意識の発見 12.ペルソナ形成と影の出現 13.心の中の異性像アニマ/アニムスがもたらす心の発達過程 14.ユングの個性化理論ー自己を生きるということ 15.ユングの心理療法とその技法の展開