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タイトル |
非情な救世主(ヒジョウナキュウセイシュ) |
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いわれのない誤解をされても、
まだ愛しているのは、息子の父親だから?
4歳の息子を一人で育てながら貧困にあえぐリアナは、
昔の美しい面影は見る影もなく痩せ細り、疲れ果てていた。
ついに過労で倒れ、病院に担ぎ込まれた彼女の前に現れたのは、
ギリシアの大富豪で息子の父親、アレクシス・ペトラキスだった。
5年前に一夜を共にし、翌朝、侮蔑の言葉を吐いて消えた人ーー
ああ、でも彼はついに私と息子を助けに来てくれたのね!
だがアレクシスは、リアナが薬に溺れ育児放棄していると聞き、
初めて存在を知った息子を、救い出しに来たのだった。
彼は息子を保護し、リアナもギリシアへ伴ったーー乳母として。
ドラマティックなシンデレラ・ロマンスを描かせたら右に出る者はないと言われるジュリア・ジェイムズの意欲作です。5年前の一夜でもヒーローに誤解され、今もまだひどい女だと思われているヒロイン。二人がどうやって再び結ばれるのか……ページを繰る手が止まりません。