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タイトル |
奇跡の双子は愛の使者(キセキノフタゴハアイノシシャ) |
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おなかの双子も、彼への愛も、
日ごとに大きくなっていくけれど……。
サマンサは実の母に“おまえの体は壊れている”と言われ続け、
必要のない手術を何度も受けて心身に深い傷を負いながら育った。
そのせいで自分も母のようになるのではという不安から子を持つ気はない。
ある日、彼女は勤務先の病院で手術を執刀中に吐き気を覚えた。
疲れがたまったせいだと考えていたとき、手術室のドアが開き、
入ってきた外科医を見て、彼女は驚きと動揺のあまり失神してしまう。
11週間前、短期のパリ出張で出逢った一夜の恋人ヤニスだったのだ!
サマンサを抱きとめたヤニスが彼女の体調を心配して血液検査をした結果、
なんと妊娠していることが判明したーーもちろん、ヤニスの子を。
だが、ヤニス側にもまた、子を望まない理由があった……。
メディカル・ロマンスの名手L・ヒートンの感動作。子供は双子とわかりますが、幼い頃から母に言われ続けた言葉が今なおサマンサを苦しめ、きっと無事には産めないと思ってしまいます。そんな秘密をヤニスに言えないまま、日に日におなかは大きくなり……。