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タイトル |
戦略的プロセス安全マネジメント論(センリャクテキプロセスアンゼンマネジメントロン) |
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本書は、プロセス安全マネジメント技術の全体像と、組織への効果的な導入方法をわかりやすく解説した書籍である。
プロセス災害の危険性やリスクを把握するためには工学的な技術論が必要だが、一方で組織メンバーが適切に動くためには経営や業務マネジメントの要素も必要となる。本書はその両面について、横浜国立大学を母体として発足した“ストラトジックPSM研究会”の成果をもとに、海外の最新技術や実務的なマネジメント手法も取り入れて解説。本書を読むことで、各組織の特性に応じた戦略的なプロセス安全マネジメントが実践できるようになるだろう。
1 序 論
2 複合システムへの安全技術
2.1 プロセス安全
2.2 リスクマネジメントプロセス
2.3 設備安全と操業安全管理
2.4 本質安全と機能安全
2.5 敷地配置計画・設備レイアウト
2.6 リスクベース安全設計
2.7 安全設計
2.8 HIRA
3 設備種別からみた安全技術
3.1 安全分野
3.2 一般産業安全
3.3 一般産業における本質安全
3.4 危険源の同定
3.5 機械安全
3.6 機械機能安全
3.7 一般火災安全
3.8 労働安全
3.9 設備信頼性
3.10 システム安全
4 安全管理
4.1 安全運転と保守管理
4.2 操業安全管理の注意点
4.3 マネジメントシステムの歴史
4.4 安全マネジメントシステム
4.5 PSM
4.6 RBPS
4.7 ライフサイクルマネジメント
4.8 6ピラー
4.9 セーフティケース
5 リスクベースマネジメントシステムの実践
5.1 プロセス型マネジメントシステムの導入
5.2 ゴール達成に必要な要素の定義
5.3 ストラトジーの設定と共有
5.4 組織の構築
5.5 マネジメントシステムの構築
5.6 マネジメントシステムベースラインの構築
5.7 リスクマネジメントの実行
5.8 変更管理
5.9 KPIの設定
5.10 事故調査
5.11 マネジメントシステムの統合
6 安全文化
6.1 安全文化
6.2 HOF
7 人的マネジメントスキル
7.1 リーダーシップ
7.2 ファシリテーションスキル
7.3 コンピテンシーマネジメント
8 環境と社会への影響
8.1 環境影響評価
8.2 大気拡散評価モデル
8.3 環境への事故影響防止
8.4 社会への影響
8.5 持続的発展への貢献
引用文献
付録1:エンジニアリングスケジュール例(CAE分解によるプラント安全証明体系)
付録2:略語・用語集
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