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タイトル
父が子に語る世界歴史(5)新版 新装版(チチ ガ コ ニ カタル セカイ レキシ)
著者名
ジャワハルラル・ネルー/大山聡
(ネルー,ジャワハルラル/オオヤマ,サトシ)
出版社名
みすず書房
ジャンル
人文・思想・社会
isbnコード
9784622085256
書籍のサイズ
全集・双書
発売日
2016年07月20日頃
販売価格
2,970
チラよみURL
サーチ
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19世紀になって、ダーウィンを筆頭とする科学の発達が、はじめてキリスト教会の権威に打ち勝った。それは、ドイツ、フランス、イギリスに、期せずして偉大な「思想家」たちが誕生した時代でもある。まるで、無数の水滴がひとつの「歴史」という大河に合流するかのように、19世紀は、一方で経済を基盤にした帝国主義を発展させ、他方で、民主主義を大きく前進させた。そこで視野に入ってくるのは、イギリスが繁栄を謳歌したヴィクトリア時代であり、カール・マルクスにはじまる社会主義の黎明であり、アメリカの南北戦争であり、アイルランド自治独立問題の先鋭化である。しかしネルーは、「民主主義」なるもののはらむ複雑な問題点と限界を、透徹した洞察力で見抜き、けっして見逃さない。20世紀に突入する直前の時代が、厚みと含蓄に富んだ歴史として、ふたたび語られる。
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