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これから幼稚園教諭・保育士の資格を取得しようとする、初学者の学生が、保育の営みを学ぶうえで基本となる原理を、現場の具体的な事例や、学生を学びに引き込むワークなどを豊富に取り入れ解説。2018年施行の幼稚園教育要領、保育所保育指針、幼保連携型認定こども園教育・保育要領に対応した最新テキスト。
はじめに
第1章 「保育」とは何か
1 「保育」とはどのようなイメージか
2 「保育」を行う場(施設)と人
3 「保育」「教育」「養護」という言葉
4 あらためて「保育」とは何か
第2章 保育の基盤としての子ども観
1 子ども観とは何か
2 保育者の子ども観を形作るもの
3 子ども観と保育の内容・方法
第3章 子ども理解から出発する保育
1 保育における「子ども理解」とは
2 子どもの発達を捉える「まなざし」
3 子ども理解を深めるために
第4章 子どもが育つ環境の理解
1 環境による保育とは
2 子どもが育つ環境の基本
3 保育場面における環境構成の考え方
4 子どもを取り巻く環境と保育
第5章 保育内容・方法の原理
1 保育の基本と保育内容・方法
2 保育の一場面から
3 子どものための保育内容とは
4 子どものための保育方法とは
第6章 保育の計画と実践の原理
1 保育における計画
2 保育の計画にはどのようなものがあるか
3 「保育の質の向上」に努める計画を
第7章 保育における健康・安全の原理
1 健康・安全の重要性
2 子どもの健康支援
3 食育の推進
4 環境及び衛生管理と安全管理
5 災害への備え
第8章 多様な子どもと共に育つ保育
1 多様性が求められる時代の保育の在り方
2 事例を通して「多様な子ども」の保育を考える
3 多様な子どもと共に育つ保育の原理
4 多様な子どもを受け入れる園の体制
第9章 保育の歴史に何を学ぶか
1 なぜ保育の歴史を学ぶのか
2 子ども主体の保育
3 子どもを中心とする保育を導いた思想家たち
4 日本における保育制度の移り変わりーー明治から戦時下
5 戦後の幼児教育制度と保育実践
第10章 保育者に求められるもの
1 保育者になるということ
2 「子どもの声を聴く」ことから
3 保育者として共に学ぶ
4 省察的実践家としての保育者
第11章 現代の子育てと子育て支援
1 子育て支援の必要性
2 子育て支援が求められる背景
3 子育て支援施策と子育て支援の場
4 子育て支援の具体的展開
5 ひとりで子育てをさせない受容的な対応
第12章 保育の現状と課題
1 すべての子どもに保育を
2 保育の独自性と重要性
3 保育の質の維持と向上
終 章 「保育原理」の原理を問う
1 「保育原理」って何?
2 保育とはどういうことか
3 我らの心の内なる勉強主義
4 倉橋惣三の「育ての心」を読む
5 「自然的保育」論
6 「べきである」が介入してくる時
7 「保育原理」をどう読むか