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タイトル |
司法・犯罪心理学(19)(シホウハンザイシンリガク) |
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基本から新しい知見までをわかりやすく解説し、司法・犯罪領域で働く心理職に求められる知識や視点をしっかり学べる新テキスト。豊富な図表にくわえ「重要語句解説」「考えてみよう」「キーワードのまとめ」などを設定し、授業後にも個別学習しやすく、「授業で→試験前に→現場に出てからも」活用できる、公認心理師カリキュラムに対応した一冊。「見やすく・わかりやすく・使いやすく」「現場に出るまで役立つ」をコンセプトとし、ブループリント(公認心理師試験出題基準)掲載語句とともに、関連法規の紹介、その他重要語句も厳選し紹介。
監修者のことば
はじめに(原田隆之)
第1章 犯罪心理学の誕生と社会学的犯罪論(大渕憲一)
1 犯罪行動研究の基本的枠組み
2 初期の犯罪心理学研究
3 社会学的犯罪理論の展開
第2章 新しい犯罪心理学(原田隆之)
1 犯罪心理学の進歩
2 新しい犯罪心理学の潮流
3 活動の倫理
第3章 犯罪原因論とリスクファクター(寺村堅志)
1 犯罪原因論の系譜
2 リスクファクター(リスク因子)と保護因子からみた非行・犯罪
3 リスク因子アプローチと原因論・臨床実践の未来
第4章 少年非行(小板清文)
1 少年非行の現状
2 少年司法機関
3 少年司法機関で働く心理職
第5章 刑事司法(新海浩之)
1 刑事司法とは何か
2 刑事司法に関連する組織の機能と人々
3 わが国の刑事司法の現状
4 刑事司法の最近のトピック
第6章 アセスメント(森 丈弓)
1 非行・犯罪のアセスメント
2 リスクアセスメント
3 わが国の現状とリスクアセスメントのこれから
第7章 精神障害(白坂知彦・原田隆之)
1 責任能力と医療観察制度
2 精神障害と犯罪
3 さまざまな精神障害
第8章 犯罪・司法臨床と認知行動療法(嶋田洋徳・浅見祐香)
1 認知行動療法の理論と技法
2 認知行動療法の手続きと応用
3 動機づけ面接法の理論と実践
第9章 施設内処遇(朝比奈牧子)
1 施設内処遇の目的
2 非行少年や犯罪者を収容する施設の種類
3 収容処遇施設の機能
4 各施設で行われている処遇の特徴
第10章 社会内処遇(谷 真如)
1 社会内処遇と心理学
2 社会内処遇の制度
3 社会内処遇での心理支援
4 社会内処遇での連携
5 犯罪・非行の予防
6 社会内処遇での心理学の重要性
第11章 捜査と裁判(大塚祐輔)
1 捜査と心理学の関わり
2 被疑者の取調べと司法面接
3 精神鑑定と心理学鑑定
第12章 犯罪被害者支援(齋藤 梓)
1 犯罪被害者支援の歴史
2 犯罪被害者のおかれる状況,心理および必要な支援
3 犯罪被害者等基本法
4 様々な機関での支援と制度
5 心理面接
第13章 家事事件(直原康光)
1 家事事件の概要と離婚をめぐる手続
2 離婚時の親子の心理と支援の現状
3 面会交流(親子交流)
引用文献・参考文献
「考えてみよう」回答のためのヒント
索 引