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タイトル |
北極男 増補版 冒険家はじめました(ホッキョクオトコ ゾウホバン ボウケンカハジメマシタ) |
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「冒険は素晴らしい。そのフィールドとして北極は最高だ!」
生きることに空虚さを抱えていた著者が北極で見つけたものとは。
生きづらさを抱えている人たちへおくる、幸せに生きるための道しるべ。
日本唯一の北極冒険家、荻田泰永のデビュー作。
1977年神奈川県生まれの著者は、両親に何不自由なく育ててもらったはずなのに、ある日突然大学を中退して北極冒険を思い立つ。
2000年、冒険家・大場満郎の企画で初めての海外旅行で北極に行き700kmの徒歩行を経験。
その後、アルバイトで資金をためては毎年のように北極へ向かい、2002年には500km単独徒歩行、2004年に2000km犬ゾリ縦断行、2010年には北磁極に無補給単独到達。
2012年には日本人初の北極点無補給単独到達をめざす。
年々悪化する海氷状態、まったく前に進めない乱氷帯、極限の飢え、そしてホッキョクグマの恐怖。
なぜそこまでして過酷な北極へ通いつめるのか?
生きるとは何か、を探すうちに極地にたどりついた男は、やがて「考える脚」へと変貌を遂げる。
その冒険の過程を描いた珠玉の青春記。
■内容
プロローグ<ある取材記者との会話> 旅の準備・北極ってどんなところ? ホッキョクグマほか
1回目 初めての北極〜2000年北磁極〜
2回目 北極一人旅〜2001年レゾリュート〜
3回目 単独初挑戦〜2002年500km徒歩行〜
4回目・5回目 出会い〜2003年ケンブリッジベイ〜
6回目 犬ゾリ2000kmの旅〜2004年グリーンランド〜
7回目・8回目 挫折〜2006年ケンブリッジベイ・2007年1000km単独徒歩行〜
<ある取材者との会話・その2> 冒険家の悩み・働くこととお金の話
9回目・10回目 再起〜2008年皆既日食・2010年北磁極単独〜
11回目 角幡とフランクリン隊を追う〜2011年1600km二人旅〜
12回目 無補給単独徒歩による挑戦〜2012年北極点〜
13回目 北極点を越えて〜2014年再びの挑戦を目指して〜
《あとがき》
《解説》北極バカ一代 角幡唯介
《文庫解説》イヌイットに与えられた名前は 川内有緒