やる気が出ないこともあれば,仕事に没頭することもある。もめごとが起きるかと思えば,1+1が3にも4にもなったりする。人が組織においてさまざまな行動をとる,その理由とは。実際のシチュエーションを想像し,我がこととして考えながら学べるテキスト。
序 章 組織行動論を「学ぶ」ということ
第1部 組織の中の個人
第1章 行動を駆動する力:ワーク・モチベーション
第2章 やりがいの設計:職務設計と内発的動機づけ
第3章 やる気を引き出す評価:公平理論と組織的公正
第4章 組織とのよき出会い:採用の意思決定
第5章 組織に馴染むプロセス:組織社会化
第6章 組織と個人の約束:心理的契約と離職モデル
第2部 集団と組織のマネジメント
第7章 マネジャーの仕事:モチベーション論とリーダーの行動
第8章 組織を動かすリーダー:変革型・カリスマ型リーダーシップ
第9章 集団の持つ力:グループ・ダイナミクス
第10章 もめごとを乗り越える:コンフリクトと交渉
第11章 貢献を引き出す関わり合い:文化とコミットメント
第12章 「私らしさ」と「我々らしさ」:組織アイデンティティ
終 章 組織行動論を「使う」ということ