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日本財政の現代史2(ニホンザイセイノゲンダイシ) |
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バブル経済とその崩壊はなぜ起こり,「失われた10年」を導いてしまったのか。そのプロセスにおいて日本の財政,そして政治・経済・社会はどのように変質していったのか。制度や政策の動向と文脈を解明し,その実像をいきいきと描き出して,現代の難問に答える。
序 章 バブル生成と崩壊は日本財政にどのような影響を与えたのか(諸富徹)/財政運営1:第1章 マクロ財政・金融政策の経済理論と思想(野口剛)/財政運営2:第2章 予算編成過程の変容(河音琢郎)/税制:第3章 バブル経済下の税制改革(川勝健志・藤貴子)/公共投資:第4章 公共投資財政の転換(門野圭司)/財政投融資:第5章 「土建国家」を支える政策金融の終焉(水上啓吾)/環境政策:第6章 大量廃棄社会の限界と残像(八木信一)/社会保障:第7章 再編期の社会保障(吉田健三)/地方財政:第8章 集権と分権の狭間(田尾真一)/国際比較1:第9章 付加価値税の導入過程と逆説的性格(篠田剛)/国際比較2:第10章 大都市の経済社会と広域行財政(片山和希)/国際比較3:第11章 地方債制度・市場のあり方(三宅裕樹)/「構造」としての日本財政:第12章 日米構造協議と財政赤字の形成(天羽正継)/終 章 日本財政にとっての転換点(諸富徹)