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タイトル |
治天のまなざし、王朝美の再構築(チテンノマナザシオウチョウビノサイコウチク) |
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鎌倉?南北朝期の美術史を、視覚の在り方=「まなざし」の力学から考察し深化させる。絵巻物や肖像画を軸とした院政期美術を再検討、未解明の14世紀美術史を体系的に把握。研究の最前線を切り開く、新たな中世美術論。
総説 院政の展開と宮廷絵画/宮廷芸能としての絵画ー鎌倉時代の世俗絵画…伊藤大輔(後白河院時代の宮廷絵画〈院政研究と美術史の語り/院の専制性と美術/権門体制論と美術/院と天皇/利害調整役としての天皇〉以下細目略/後白河院政期における二つの美の原理/後鳥羽院時代の宮廷絵画/両統迭立時代の宮廷絵画)/十四世紀美術論ー後醍醐天皇を中心にして…加須屋 誠(元寇から後醍醐天皇即位へ/後醍醐天皇親政から元弘の変へ/隠岐配流から後醍醐天皇崩御へ/鎮魂と婆娑羅/十四世紀美術としての神護寺三像/観応の擾乱から南北朝合一へ