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タイトル |
遠野物語と柳田國男(556)(トオノモノガタリトヤナギタクニオ) |
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東北地方の山間盆地に伝わる説話や体験談を筆記・編纂し、日本民俗学の出発点となった『遠野物語』。山姥など異世界の住人、河童・ザシキワラシといった妖怪や、犬・猿・馬などが登場し、臨死体験、神隠しなど不思議な話を収めたこの著作から、柳田は何を説こうとしたのか。伝承にひそむ古来の生活様式やものの見方を知り、日本人の歴史的変遷を探る。
柳田國男と『遠野物語』-プロローグ/異世界の住人たち 山人・山女・山姥(山人/山女・山姥)/跋扈する妖怪たち ザシキワラシと河童(ザシキワラシ/河童)/動物たちの物語 狼と猿(御犬・狼/大猿)/神々の来歴 地勢と信仰(遠野郷の地勢/オシラサマ)/『遠野物語』はどう読まれてきたか(現代史の中の『遠野物語』 /一九六〇〜二〇〇〇年代の『遠野物語』)/柳田國男と『遠野物語』と日本人ーエピローグ