|
タイトル |
江戸幕府と情報管理(エドバクフトジョウホウカンリ) |
|
「文書による支配」が確立した江戸時代、巨大組織の幕府は情報をどう管理していたのか。幕臣大岡忠相の日記などから、寺社奉行・奏者番の情報管理における組織的・個人的取り組みを解明。アーカイブズ学研究の必読書。
はじめに
第一講 幕府寺社奉行の組織構造と記録管理
第一節 寺社奉行の記録管理と将軍吉宗
第二節 寺社奉行における記録管理の改善策
第三節 寺社奉行の執務と記録管理の実際
第二講 寺社奉行の月番制と情報伝達
第一節 月番制と文書管理
第二節 封印と文書引き継ぎの諸段階
第三節 寺社奉行の新旧交代と情報伝達
第三講 幕府奏者番と情報管理
第一節 奏者番の組織と勤務
第二節 執務情報の組織的伝達
第三節 奏者番手留とその特徴
第四節 奏者番手留の作成と情報活動
結びにかえて
参考文献
「読みなおす日本史」版の刊行にあたって