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タイトル |
映し出されたアイヌ文化(ウツシダサレタアイヌブンカ) |
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明治期に来日した英国人医師マンローは、医療の傍ら北海道でアイヌ文化を研究し、記録した。クマの魂を送る儀式「イヨマンテ」、道具や衣服、祈りなどの様々な習俗を、国立歴史民俗博物館所蔵の映画・写真資料で紹介。同化政策でアイヌの生活が変わりつつあった昭和初期、現地に居を構え人びとに寄り添うマンローの目に映ったアイヌの精神文化とは。
はじめに/クマの魂を送る儀式「イヨマンテ」(ニール・ゴードン・マンローによる映画『一般にアイヌのクマ祭りと呼ばれるカムイ・イヨマンテ、すなわち神送り』)/女と男の手仕事(女性の手仕事/男性の手仕事)/祈り、祓い、死(祈りの場としてのチセ/病気や災いをひきおこす悪い霊を祓う/強い呪力を持つイケマ/葬式と墓)/マンローとアイヌ研究(マンローが二風谷に移り住むまで/マンローの関心/マンローのイヨマンテのフィルム/そのほかのマンローのフィルム/歴博の「北海道沙流川アイヌ風俗写真」/マンローの死とその後/マンローについてもっと知るために)/資料 “The KAMUI IOMANDE or DIVINE DESPATCH commonly called The AINU BEAR FESTIVAL” 英文字幕/引用・参考文献・掲載写真一覧