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石橋湛山 没後五〇年に考える(イシバシタンザンボツゴゴジュウネンニカンガエル) |
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現代日本のジャーナリストは、何を基準とし、誰に向けて、何を発信しようとしているのだろうか。湛山の思想がどう受け継がれてきたのか、また、どう引き継いでいこうとしているのか。以上をテーマに2023年6月17日、早稲田大学大隈記念講堂で開催された石橋湛山没後50年記念シンポジウムを、本書の第一部で採録する。
本書第二部は、より歴史的な観点から石橋湛山の人物と事績について紹介する。湛山と早稲田大学の関係、湛山の経済思想、言論人時代と政治家時代を通じての言論と行動について、気鋭の研究者たちによる論文を掲載。また、湛山の理念を次代のジャーナリストに伝える取組みである「石橋湛山記念 早稲田ジャーナリズム大賞」についても紹介する。
刊行によせて(石橋省三)
まえがきーー危機の時代の道標としての湛山(星 浩)
第一部 現代国際情勢とジャーナリズムーー石橋湛山没後五〇年記念シンポジウムより
1 国際情勢とジャーナリズムーー私の仕事の現場から
2 国際社会のなかでの日本ーー湛山を介して考える
会場との質疑応答
【シンポジウムを振り返って】
第二部 石橋湛山の足跡をたどる
石橋湛山と早稲田大学(真辺将之)
石橋湛山の経済思想(牧野邦昭)
石橋湛山の言論と行動(上田美和)
湛山の「自由な言論」と早稲田ジャーナリズム大賞(瀬川至朗)
あとがき(渡邉義浩)