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タイトル |
ファシリテーションが創る大学(ファシリテーションガツクルダイガク) |
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コミュニケーションや理解を促進する「ファシリテーション」を大学の場で教職員と学生がともに活用することで、学習コミュニティの創造は可能か。大阪女学院大学の教職員たちが、語学教育、ICT・対話の推進、課外活動等の実践を活かしてまとめた入門書。
まえがき
第1章 英語教育を支える「リエゾン制度」[大塚朝美]
1.はじめに
2.「リエゾン」と呼ばれる「科目コーディネーター」
3.大阪女学院大学・短期大学の英語教育とリエゾン
4.ファシリテーターとしてのリエゾンの役割
5.リエゾンの意識調査
6.おわりに
第2章 ICTを活用した英語教育における「ファシリテーター」の役割[山本淳子]
1.はじめに
2.ICTを活用する教員の役割ーーモニターからファシリテーターへ
3.COVID-19によるパンデミックから得たもの
4.おわりにーー持続可能なファシリテーションのために
【コラム1】学生同士・学生と教員のファシリテーションを促す Self Access & Study Support Center[山本淳子]
第3章 平和学授業におけるファシリテーションーー対話を実現するストーリーテリング(もの語り)と芸術アプローチ[奥本京子]
1.はじめに
2.平和学におけるファシリテーション
3.人間の関係性におけるファシリテーションの位置付けと軸としての対話
4.ストーリーテリング(もの語り)の意味
5.本学の授業におけるストーリーテリング(もの語り)と芸術アプローチ
6.おわりにーー平和教育現場でのファシリテーションによる対話の試み
【コラム2】大阪女学院でファシリテートされたある卒業生の話[汐碇直美]
第4章 グループ課題の取り組みから見えてきたファシリテーション[関根聴]
1.はじめに
2.社会学におけるファシリテーションに関する先行研究
3.授業の概要と学生ファシリテーター
4.調査の概要
5.会議の健全性に関する結果から見えてきたこと
6.ファシリテーターとグループに関する結果から
7.調査結果からみえてくること
8.おわりに
第5章 学生ファシリテーターの恩送りの実践ーーともに学び成長し合う教育共同体の創出と継承をめざして[中西美和]
1.はじめに
2.BSの恩送りの実際
3.恩送りを支える要因についての考察
4.おわりに
第6章 国際協力キャンペーンにおけるファシリテーターの役割ーーオートエスノグラフィーによる考察[前田美子]
1.はじめに
2.ファシリテーターの役割
3.研究手法としてのオートエスノグラフィー
4.国際協力キャンペーンのファシリテーション
5.教員ファシリテーターと学生ファシリテーターの役割
6.おわりに
あとがき
編著者・著者紹介