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タイトル |
修正・復刻版 永禄奥書 源氏物語紹巴抄(シュウセイフッコクバンエイロクオクガキゲンジモノガタリジョウハショウ) |
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連歌師里村紹巴が著した『源氏物語』の注釈書『源氏物語紹巴抄』は、三条西公条による講釈の聞書をもとに、永禄七年(一五六四)から翌八年にかけて整理・編集されたものである。三条西家源氏学の展開を知る上で重要な書であり、近世初期に流布し、『源氏物語』享受史上少なからぬ影響力を持った書である。本書の底本の故稲賀敬二所蔵本(安田女子大学図書館現蔵)は、猪苗代兼如による巻末や行間、付箋への書き入れが多数あるもので、かつて広島平安文学研究会から「翻刻 平安文学資料稿」第二期『永禄奥書 源氏物語紹巴抄』として十分冊と索引編一冊で翻刻刊行されたが、入手困難になっていた。これを一冊に合冊し、誤植や印刷不鮮明な箇所を修正し、関連論考の再録を加えて復刻刊行した。
序文 伊井春樹
『永禄奥書 源氏物語紹巴抄』翻刻
凡例
源氏物語抄一
桐壺
箒木
源氏物語抄弐
空蟬
夕顔
若紫
源氏物語抄三
末摘花
紅葉賀
花宴
源氏物語抄四
葵
賢木
花散里
源氏物語抄五
須磨
明石
澪漂
源氏物語抄六
蓬生
関屋
絵合
松風
源氏物語抄七
薄雲
槿
未通女
源氏物語抄八
玉鬘
初子
胡蝶
源氏物語抄九
蛍
とこ夏
かゝり火
源氏物語抄拾
野分
みゆき
藤袴
真木柱
源氏物語抄拾壱
梅かえ
藤ノ裏葉
源氏物語抄拾貮
若菜上
源氏物語抄拾三
若菜下
源氏物語抄拾四
柏木
横笛
鈴虫
夕霧
源氏物語抄拾五
御法
幻
匂宮
紅梅
竹川
源氏物語抄拾六
橋姫
椎本
源氏物語抄拾七
角總
早蕨
源氏物語抄拾八
宿木
源氏物語抄拾九
東屋
浮舟
源氏物語抄廿終
かけろふ
手習
夢浮橋
人名・書名索引
引用和歌索引
『源氏物語紹巴抄』と兼如ー永禄奥書本資料ー 稲賀敬二
『永禄奥書 源氏物語紹巴抄』底本書誌 古瀬雅義
修正・復刻版あとがき 妹尾好信