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タイトル |
菖蒲ちまき 木挽町芝居茶屋事件帖(ショウブチマキ コビキチョウシバイヂャヤジケンチョウ) |
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暦が夏を迎えた頃。芝居茶屋かささぎは、美男で評判の喜八や弥助目当ての女客や、料理人・松次郎が作る小料理を求める客で今日も賑わっていた。
季節のおすすめ、茗荷料理の評判もいい。しかしそこへ、茗荷ばかり食べさせて、物忘れにさせる気だと騒ぎ出した客がいた。
他の客たちも不安な顔をし始めたとき、「それは迷信だ」と武家の中間らしき男が割って入ってくれた。藍之助と名乗るその男、目下人探しをしているそうで……。
重版出来大人気シリーズ、第三巻!