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タイトル 「かわいい」のちから(カワイイノチカラ)
著者名 入戸野 宏(ニットノ ヒロシ)
出版社名 化学同人
ジャンル 人文・思想・社会
isbnコード 9784759816815
書籍のサイズ 全集・双書
発売日 2019年06月03日頃
販売価格 2,090
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サーチ
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日々の会話はもとより,メディアでもたびたび登場する「かわいい」という言葉.日本のポップカルチャーの代表としても注目されているが,そもそも「かわいい」とはどんなものなのか.また「かわいい」ものは,私たちにどのような効果を及ぼすのか.本書では,かわいい色や形,年齢や性別によるかわいいの感じ方の違い,かわいいものに近づきたくなる心理などに実験心理学という手法で迫り,「かわいい」の力を探る.これまでになかった,科学的なかわいい論の登場. 第一章 「かわいい」とは何だろうか 何にでも使える便利な言葉/ 「かわいい」は対象の属性ではない/犬が好きか猫が好きか/辞書による定義/言葉の歴史/kawaiiは国際語なのか/kawaiiは「かわいい」ではない/この章のまとめ   コラム1 実験心理学で分かること 第二章 数字で見る「かわいい」 使用頻度/親密度/インターネット検索数/「かわいい」という語のイメージ/「かわいい」に対する行動と意識/性別と年齢による違い/この章のまとめ   コラム2 心を眺める三つの視点 第三章 ベビースキーマ 動物行動学者の洞察/超正常刺激/キャラクターの進化/「かわいい」と流行/その後の実証研究/かわいい顔の作り方/男女差はあるのか/性ホルモンの影響/脳の反応/この章のまとめ   コラム3 ローレンツの裏の顔 第四章 幼さとかわいさ 幼いものがかわいいとはかぎらない/幼いがかわいくない顔/何歳の子が一番かわいいか/表情の効果/幼さと関係しないかわいさ/この章のまとめ   コラム4 科学と個人 第五章 感情としての「かわいい」 いろいろな「かわいい」に共通するもの/「かわいい」を感情ととらえる/かわいさと「かわいい」感情は違う/「かわいい」感情のモデル/かわいい形/かわいい色/社会性仮説/キモいとキモかわいいの違い/「かわいい」感情を実験する/かわいいスパイラルとかわいいトライアングル/「かわいい」と声に出す/かわいさの感じ方には個人差がある/弱さとかわいさ/この章のまとめ   コラム5 かわいさと美しさの違い 第六章 「かわいい」がもたらす効果 注意を引きつける/長く見つめられる/笑顔になる/気分がよくなる/丁寧に行動するようになる/細部に注目しやすくなる/握りしめたくなる/擬人化するようになる/世話をしたくなる/手助けがしたくなる/頼みを断らなくなる/環境を守りたくなる/自分に甘くなる/癒される/この章のまとめ   コラム6 論文に書いてあることを信じてよいか 第七章 「かわいい」の応用 カワいいモノ研究会/「かわいい」瞑想/高齢者にとっての「かわいい」/この章のまとめ   コラム7 実験心理学は社会に貢献できるのか 第八章 「かわいい」はなぜ大切か 「かわいい」の二層モデル/「甘え」と「かわいい」/「縮み志向」と「かわいい」/「凹型文化」と「かわいい」/上下関係から水平関係へ/共生社会における「かわいい」/日本から何を発信するか/「かわいい」研究のこれから/この章のまとめ おわりに






 
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