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タイトル |
検証・全国学力調査(ケンショウゼンコクガクリョクチョウサ) |
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全国学力調査の実態を検証する、今教育に関係する方に読んでいただきたい1冊。
近年、全国で毎年小6・中3に課せられている学力調査のための学力テスト。
この学力調査が、子どもを、教師を、学校の日常を、さらに追いつめている。
発表される都道府県別順位や平均点で必然的に生まれる学校間、自治体間競争。
まったく豊かにならない子どもの学び。
どうして悉皆(しっかい)式だと問題が生まれるのか。何が問題なのかーーー
・ 全国・自治体の悉皆式学力調査での、学校と教師・子どもの苦境はどこからくる?
・ 教師・学校は、教育的に無意味とわかっている平均点競争になぜ皆囚われるのか
・ コロナ禍の下で、学力調査悉皆実施のなかった2020年度?全国各地からの「声」と状況
・ 学力調査の戦後史から学ぶ、「学力調査悉皆実施」の異常性とその克服課題
・ 教育論・学力論から見た、学力調査での「学力向上」策の誤りと有害さ
・ 全国の子どもたちの学習達成状況を正確に把握するには「抽出式で3年に一度」のほうが適切
・ 全国各地の学校・教師・保護者・住民・自治体関係者の意見交流と学習の場のテキストに
はじめにー子どもと向き合う教育実践と学校づくりに出発するために
第1章 毎年・悉皆の「全国学力調査」は3年に一度の抽出で (濱田 郁夫)
第2章 各地からの「声」
第3章 全国一斉学力調査のない2020年度ーコロナ状況下の学校で…… (吉益 敏文)
第4章 全国学力調査の悉皆実施は、なぜ競争を誘発するのか (久冨 善之)
第5章 戦後日本の学力調査の歴史から学ぶものー抽出調査の妥当性を示す戦後史 (友田 政義)
特別寄稿 コンピュータ使用型学力テスト(CBT)の問題点 (子安 潤)
第6章 学力調査悉皆実施は学力を育てない (本田 伊克)
結びにーわかってきたこと訴えたいこと (吉益・濱田・久冨)
おわりに