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ワーキングメモリと特別な支援(ワーキングメモリトトクベツナシエン) |
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現場実践をふまえ,ワーキングメモリの知見を個別指導・学級経営に活かす視点からまとめる。「読み・書き・計算」に困難のある子どもへの特別な支援に関し,その詳細および授業場面での実践について整理。具体例を盛り込みながらわかりやすく解説していくことで,明日からの授業に使える実際的な知識を読者に提供する。
第1章 教室の中のワーキングメモリ
1.ワーキングメモリとは
2.クラスにこんな子どもはいませんか?
3.教室の中の大きな個人差
4.ワーキングメモリの4つの側面
COLUMN1 教師と子どもの関係づくりー特別支援学級で出会った男の子
第2章 学びの多様さとワーキングメモリ
1.ワーキングメモリは学業成績を予測する
2.LDの定義
3.学び方の多様さ
4.学ぶための学びの環境
5.ワーキングメモリ理論に基づいた7つの原則
6.ワーキングメモリを考慮したユニバーサルデザイン
COLUMN2 教室の中の環境づくりーある若手教師のブレークスルー
第3章 読み
1.読みとワーキングメモリ
2.読みの困難
3.支援の方法
COLUMN3 読みを支える「聴く」体験ー質の良い本を「聴く」ことの大切さ
第4章 語彙
1.語彙習得とワーキングメモリ
2.語彙習得の困難
3.支援の方法
COLUMN4 国語辞典の使い方ーワークシートの活用
第5章 読解
1.読解とワーキングメモリ
2.読解の困難
3.支援の方法
COLUMN5 読みを通した理解ー子どもに見えている世界を学ぶ
第6章 書き
1.書きとワーキングメモリ
2.書きの困難さ
3.支援の方法
COLUMN6 書きに困難のある子どもへの支援ー漢字の宿題に見る子どもの学びの多様性を認める教師の姿
第7章 計算
1.計算とワーキングメモリ
2.計算の困難
3.支援の方法
COLUMN7 計算に困難のある子どもへの支援ー誤り分析から見る子どものつまずき
第8章 算数の文章題
1.算数の文章題とワーキングメモリ
2.文章題の困難
3.支援の方法
COLUMN8 文章題に困難のある子どもへの支援ー誤り分析から見る子どものつまずき
第9章 授業場面での支援
1.授業という発話の連鎖
2.授業中の挙手率と参加率
3.授業参加を促す授業デザイン
4.ワーキングメモリを考慮したユニバーサルデザインの授業
第10章 ワーキングメモリの基礎知識
1.あらためて,ワーキングメモリとは何か?
2.ワーキングメモリのモデル
3.ワーキングメモリは脳内ネットワーク
4.ワーキングメモリの容量の限界
5.アセスメントの方法
6.ワーキングメモリがつなぐ理論と実践
引用・参考文献
索 引