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タイトル |
未来思考の心理学(ミライシコウノシンリガク) |
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なぜ私たちは不確実な未来に期待を持ったり,心配したりすることに多くの時間を費やすのか。想像,自己制御,動機づけ,記憶,時間的展望,社会的認知,後悔,意思決定,行動経済学,神経科学等の多領域にまたがる知見を,人に固有の「将来を模索し判断する力」の枠組みで再構成。目標実現のための心の仕組みに迫る。
監訳者まえがき
序 論
準備
第1章 未来思考ー 歴史的な視点から
第2章 動物の未来思考ー その可能性と制約
第3章 未来思考の様々な形
第1部 想像
第4章 幼児における未来思考ー どのように測定し,最適化できるか
第5章 未来自己
第6章 反実思考
第7章 敵として,あるいは味方としての,未来についての空想
第2部 信念と判断
第8章 学業領域において期待が果たす役割
第9章 自己効力
第10章 ポジティブな未来思考とウェルビーイング,精神的健康
第11章 一般的楽観主義
第12章ー 結果の予測における非現実的な楽観主義・悲観主義
第13章 未来思考についての神経経済学的視点
第14章 予期後悔ー 未来に起こることについてあらかじめ感じられる情動
第15章 未来について考えるー 解釈レベル理論の視点から
第16章 成人期における未来時間の知覚
第3部 目標と計画
第17章 未来の行動,感情,認知を計画する
第18章 マインドセットは未来の想像を変え,現実も変える
第19章 長期的思考と目標志向行動
第20章 産業組織的な行動における目標プライミングの効果ー 懐疑論者だった私が信者になるまで
第21章 前へ前へー ロコモーターの未来への焦点
第22章 どこまで行きたいのか,それとも,どこまで行くべきなのかー 制御焦点と未来
第23章 接近か回避かー 挑戦と脅威の生物心理社会モデルと感情ダイナミクス・動機づけ科学理論との統合
第24章 非倫理的な誘惑を予期し,打ち克つ
第25章 地獄への道ー 意図と行動の隔たりに関する研究の概観
第26章 展望記憶における多重プロセスー 自発的想起の性質の探求
第27章 計画錯誤
文献
人名索引
事項索引