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タイトル |
統計学再入門ー科学哲学から探る統計思考の原点ー(トウケイガクサイニュウモン カガクテツガクカラノトウケイガクサイニュウモン) |
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本書では統計学の解析法を使って結論を引き出した後についてくる、「後ろめたさ」や「モヤモヤ感」が何に起因するのか、その要因を探っていく。「科学哲学」を使うことで、統計解析ソフトのブラックボックス化した中身について数式を極力使わずに詳述。統計学の背後にある思考の枠組みまで掘り下げ、より深く統計学を理解することを可能にしている。統計的な仮説検定まで学んできた読者の学び直し、そして統計を使い始めた初学者にとっても理解力の向上につながる充実の一冊。
1章 統計学で用いられる推論の中核は帰納である
1.1 なぜ統計学を使うとうしろめたいのか
1.2 帰納の問題
2章 ヒュームの懐疑への対応策
2.1 ポパーの反証主義による解決策
2.2 ベイズ主義による解決策
3章 集団的思考
3.1 アリストテレスの自然状態モデル
3.2 誤差論的思考
3.3 集団的思考
4章 検定理論
4.1 検定理論の繰り返される誤解と誤用
4.2 フィッシャー流の有意性検定
4.3 ネイマンーピアソン流の仮説検定
4.4 フィッシャー流とネイマンーピアソン流の違い