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タイトル テクストとは何か(テクスト トワ ナニカ)
著者名 明星聖子/納富信留(ミョウジョウ,キヨコ/ノウトミ,ノブル)
出版社名 慶應義塾大学出版会
ジャンル 人文・思想・社会
isbnコード 9784766422801
書籍のサイズ 単行本
発売日 2015年10月29日頃
販売価格 2,420
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サーチ
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▼テクストを疑え! 印刷されたテクスト、検索されたテクストをより主体的に、より深く楽しく読み解くための知の技法。 一度成立したテクストは、それ自体が一人歩きして、あたかも確固とした権威をそなえているかのように錯覚させます。それらは、どれを用いても大丈夫なように見えます。しかし、テクストとはそもそも何かを意識し、心得をもって臨まないかぎり、私たちはテクストに裏切られ、使いそこなってひどい目にあうことでしょう。その結果、どんなテクストも信用できない、意味がない、などと過剰な嫌悪を抱いても、なんの得にもなりません。むしろ「テクストを疑う」という健全な態度をもって技法を培いながら、それぞれのテクストに向かっていくしかないのです。  印刷されたテクスト、情報で検索されたテクストはそのまま受け取ってはならず、読者として主体的に読み解く必要があります。そこでは、複数の接し方、読み方の可能性が現れることでしょう。しかし、相対主義に立って、どんな読みをしても構わないということにはなりません。開かれたテクストへの接近をつうじて、一定の作法にのっとった蓋然性、つまりもっともな解釈へと進むことが、テクストを読むということなのです。  序 編集文献学とは何か  明星聖子 1 古典とは何か  第1章 西洋古典テクストの伝承と校訂  -- プラトン『ポリテイア(国家)』  納富信留  第2章 著作集編集と「古典」の成立  -- ゲーテ『若きウェルテルの悩み』  矢羽々崇 2 聖典とは何か  第3章 聖なるテクストを編集する  -- 新約聖書  伊藤博明 3 作品とは何か  第4章 ヨーロッパ中世の俗語文学  -- チョーサー『カンタベリー物語』  松田隆美  第5章 可能態としてのテクスト  -- ムージル『特性のない男』  北島玲子 4 上演とは何か  第6章 演劇テクストの作者は誰?  -- シェイクスピア『ハムレット』  井出新  第7章 歌劇の「正しい」姿?  -- ワーグナー《タンホイザー》  松原良輔 5 作者とは何か  第8章 モダニズムのテクスト  -- フォークナー『響きと怒り』  中谷崇  第9章 遺稿編集の問題  -- ニーチェ『権力への意志』  トーマス・ペーカー  終 章 テクストとは何か  -- カフカの遺稿  明星聖子   結   テクストを読み解く技法  納富信留






 
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