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タイトル |
良い政府の政治経済学(ヨイセイフノセイジケイザイガク) |
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民主主義体制における政府や政治家の行動を理論化した「政治経済学」の中級テキスト。
「良い政府」とは何か? この問題を考えるすべての人にヒントとツールを与える。
国民は選挙を通じて自らが望む政策を実現する政治家をどう選び、正しく政策を実行させるかという民主主義の基本問題の理論モデルが、これまでの政治学には存在しなかった。経済理論を用いてこの問題を分析するのが「政治経済学」である。本書はこの分野の第一人者が、自らの研究等を踏まえて整理したテキスト。
日本語版への序文
序文
第1章 理想的な政府に関する争点
1.1 政府についての二つの見解
1.2 本書の概要
1.3 背景にあるテーマ
1.4 経済政策の基礎原理
1.5 政治経済学の歴史
1.6 政治におけるインセンティブと選択の重要性
1.7 結び
第2章 政府の失敗を解剖する
2.1 はじめに
2.2 政府の失敗の三つの概念
2.3 公共プロジェクトへの資金調達の例
2.4 「政府の失敗」の原因
2.5 「政治の失敗」の原因
2.6 時間を考慮に入れたモデル
2.7 政府の失敗に対処するには
2.8 結び
第3章 政治家と政治的説明責任
3.1 はじめに
3.2 政治的エージェンシー・モデルの構成要素
3.3 基準モデル
3.4 諸問題への様々な拡張
3.5 民主制システムを機能させるには
3.6 結び
第4章 政治的エージェンシーと財政問題(マイケル・スマートとの共著)
4.1 はじめに
4.2 モデル
4.3 政治家のタイプに関する三つのシナリオ
4.4 公共支出と選挙効果
4.5 政府を抑制する
4.6 債務と赤字
4.7 政府 対 非政府組織(NGO)
4.8 政治家の能力
4.9 結び
第4章の補遺:純粋なモラル・ハザードを伴う最適財政政策
第5章 結論と今後の研究課題
『良い政府の政治経済学』解説(下松真之)
訳者あとがき
参考文献
索引