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タイトル |
ハンガリーのかわいい建物(ハンガリーノカワイイタテモノ) |
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あなたの知らない絵本のような世界を
この1冊でめぐる
ハンガリーはヨーロッパのほぼ中央に位置する内陸国で、国土は北海道より一回り大きい程度、人口は1千万人に満たない、小さめの国です。
日本人にはあまりなじみのない国かもしれませんが、ハンガリーにはなんとも美しく、かわいらしい意匠の建物が数多くあります。
本書では、19世紀後半から20世紀前半、「オーストリア=ハンガリー二重帝国」のころを中心に、ハンガリーの個性豊かな建物たちを紹介します。
当時のハンガリーはオーストリアと対等な支配側の立場であり、現在の3倍以上の面積がある多民族国家でした。
繁栄期ともいえるこの時期に、西欧各国の建築様式や、ルーツの1つであるアジアの文様、トランシルヴァニアで育まれた民俗モチーフなど、さまざまな要素が融合された建築がいくつも建てられました。
東方と西方の文化の融合地点でもあるハンガリーの街や建物からは、西欧の大国とは一味違った、素朴で大らかな雰囲気が感じ取れます。
独自の建築文化はどのように形成されたのか。その道のりをめぐる旅に、あなたをご招待します。