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タイトル |
誰もが性的人間として生きる(ダレモガセイテキニンゲントシテイキル) |
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知的障害のある人の性の問題は、歴史的・社会的に長年放置されてきた。本書では、その歴史的経緯を整理しつつ、現在、知的障害のある人に対する性教育がどの程度行われているのか、当事者が性に関する情報をどの程度把握し、認知・理解しているのか、その実態を明らかにしながら、学校卒業後の就労の場で今後どのように性教育実践を行っていったらよいのかを網羅的・具体的に検討していく。誰もが性的人間として生きる社会を実現するために、脱施設研究の第一人者である著者による長年の研究の集大成。
知的障害のある人の「性のノーマライゼーション化」をめざして。
第1部 知的障害のある人の性をめぐる社会的実態
第2部 性教育の義務化と当事者用性教育テキスト
第3部 知的障害のある人の性教育と性に関する認知・理解の事態と課題
第4部 「誰もが性的人間として生きる」: 性教育実践と性的共生への展望