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タイトル |
発達障害児のためのSST(ハッタツショウガイジノタメノエスエスティー) |
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発達障害を抱える子どもたちの社会性の問題は多岐にわたるものであり、大きな支障をきたすことになるが、それは単にソーシャルスキルの弱さだけが問題なのではない。臨床家や教師などは、かなりの頻度で二次的な精神医学的問題を抱える子どもたちに接している。本書では、その事実を踏まえ、単にソーシャルスキル獲得に焦点をあてるのではなく、精神保健や学校教育の領域で増加しつつあるニーズに対応すること、この分野における最新の知見も分析している。読後には、一つのSSTカリキュラムを提示するだけではなく、多くの理論的アプローチや臨床的介入をも視野に入れ、実践する人が個々のケースに合ったプログラムを組めるようになることを目指す。