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タイトル |
マインド・フィクサー(マインド・フィクサー) |
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本書では、精神疾患の原因を脳に探りながら、現在の「精神医学」という概念にどのようにして至ったのか、を検討していく。
第1部ではアメリカにおいて生物学的精神医学の役割が明確化されていく過程についてまとめている。第2部では疾患ごとの視点に替え、薬剤の歴史から家族、世論までも含めて考察する。第3部では破綻と今後の危機を扱い、全体を通じて精神疾患を生物学的に理解するための多元的な見方を提示する。
イントロダクション
第1部 医師たちのストーリー
第1章 解剖学への執着
第2章 無秩序状態に現れた生物学
第3章 脆かったフロイト主義の勝利
第4章 危機と反乱
第2部 疾患に関するストーリー
第5章 統合失調症
第6章 うつ病
第7章 躁うつ病
第3部 答えの出ていないストーリー
第8章 偽りの夜明け
おわりに
謝辞
文献
参考文献