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タイトル |
天保艶犯科帖 賭場の用心棒(第2巻)(テンポウツヤハンカチョウ) |
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天保の改革は人々の心を疲弊させ、江戸ではうつつから逃れるため阿片が横行した。
そして、その中毒者による異常な事件が多発していた。
南町奉行所同心の倉田彦三郎は奉行の鳥居耀蔵に、
阿片を根絶するため、その探索に力を入れるべきだと進言する。
しかし、鳥居は改革を推し進めるほうが世のためになると、彦三郎の意見を退けた。
一方、父親の薬代を稼ぐため賭場の用心棒になった町道場の師範代・坂木結衣。
賭場の女壺振り・お杏に怪しげな場所に誘われた結衣だが、
そこは人々が阿片を楽しむ場だった。そして結衣は、
その中に四月前に死闘を演じた悪の黒幕らしい人物がいるのを目にして……。
好評痛快長編娯楽時代小説。書下ろし第二弾!