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タイトル |
手籠め人源之助秘帖 みだらくずし(テゴメニンゲンノスケヒチョウ ミダラクズシ) |
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兵藤三郎は貧乏御家人の三男坊。学問所で医術に秀でていた三郎は、町医者の鉄丸源斎から請われて養子となる。だが、この源斎にはもうひとつの顔があった。彼は鉄魔羅の源ーー手籠め人という裏稼業を持っていたのだ。
養父の死後、三郎は鉄魔羅の二つ名を継いで源之助と名乗る。手籠め人の元締めである薬種問屋の女将・お美津から色事の手ほどきを受けた源之助。絵草紙屋の女将・香代、旗本の女剣士・雪絵と情交を重ね、経験を積んだ彼は、男と女の痴情のもつれを解きほぐす、手籠め人として江戸の闇の中への第一歩を踏み出すが……。
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