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タイトル |
裏火盗裁き帳【五】(ウラカトウサバキチョウ ゴ) |
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世直しを謳い、大店に押し込んでは貧民たちに金銭を恵むという義賊が横行し、江戸町民から喝采を浴びていた。そんな折、老中首座・松平定信の幕政改革を推し進める幕閣要人が相次いで辻斬りに遭う。
長谷川平蔵の命を受け結成された「裏火盗」の御頭・結城蔵人は辻斬りの現場に遭遇した。実行犯がかつて剣術道場で見知った小普請組の旗本であることが判明し驚愕する。
一方、旗本有数の剣客・原田伝蔵は、妻・綾がいまだに蔵人を慕っていることを知り嫉妬の鬼と化す。
蔵人を付け狙う必殺の剣。そして幕政を覆さんとする一団が老中暗殺を狙う! 蔵人、最大の危機に秘剣が唸る!!