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タイトル 人は、なぜさみしさに苦しむのか?(ヒトハナゼサミシサニクルシムノカ)
著者名 中野信子(ナカノノブコ)
出版社名 アスコム
ジャンル
isbnコード 9784776212690
書籍のサイズ 単行本
発売日 2023年08月31日頃
販売価格 1,397
チラよみURL
サーチ
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さみしさは心の弱さではない。 生き延びるための本能ー。 人類は、なぜ「さみしい」という感情を持つのか? あなたの知らないあなたの心を脳科学が解き明かす! 「ひとりでいるのがつらい」 「誰といても満たされない」 集団をつくり、社会生活を営むわたしたち人類のなかで、 さみしい・孤独だと一度たりとも感じたことがない人は、 おそらくいないのではないでしょうか。 集団をつくる生物は、孤立すればより危険が増すため、 さみしさを感じる機能をデフォルトで備えているはずだからです。 さみしさは人類が生き延びるための本能であり、心の弱さではありません。 それなのになぜ、私たちは、 「さみしいのは、よくないことだ」 「ひとりぼっちは、みじめだ」 などと考えてしまうのでしょうか。 そこには、さみしさという感情を捉える際に起こりがちな、 さまざまな思い込みや刷り込み、偏見が隠れています。 本書では、脳科学的、生物学的な視点から、 なぜ、さみしいという感情が生じるのかという問いに 焦点をあてていきます。 また、なぜ、さみしいという感情を ネガティブなものと捉えてしまうのか、 その科学的要因、社会的要因からも考察していきます。 すべての感情には、意味があるはずです。 であれば、さみしいという感情が生じたときにも、 無理に抑え付けたり、なかったことにしたりするのではなく、 「そこにはどんな意味があるのか」を考え、理解していくほうが、 この感情をスムーズに扱えるのではないでしょうか。 さみしさの扱い方に慣れ、その生じる仕組みを理解することで、 さみしさを必要以上におそれることなく、振り回されることもなく、 上手に付き合いながら、長い人生をより豊かに、 穏やかな気持ちで過ごしていくことができるようになるはずです。 ○第1章 なぜ、人はさみしくなるのか …さみしさは「人間が生き延びるため」の仕組み …さみしさの本質を知る意味   など ○第2章 わたしたちがさみしさを不快に感じる理由 …「さみしいのは、よくないことだ」という思い込みが苦しみを強める …なぜ「ソロ活」は流行し、「ぼっち」は忌み嫌われるのか   など ○第3章 脳や心の発達とさみしさの関係 …わたしたちの脳や心は石器時代から変わっていない …思春期に孤独感が強くなる理由   など ○第4章 さみしさがもたらす危険性 …心の弱みに付け込む悪意ある人たち …「激しい怒り」に内在する強いさみしさ   など ○第5章 さみしさとうまく付き合っていくために …趣味でつながる新しい共同体の在り方 …さみしいときに持つべき思考の“置き換え″   など






 
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