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タイトル |
ジョージ・エリオット書簡集【抄訳】(ジョージエリオットショカンシュウショウヤク) |
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語りかける書簡からは肉声のような雰囲気が行間から立ちあがる。
1851〜62年に書かれた手紙と日記を時期ごとに五章に分け、夫々の期間中に交わされた書簡、記録されたジャーナルを時系列的に訳し、解説を施す。
「自分の死後に手紙が他者の手に渡ると思うと寒気がする。まさにこの理由で友人たちからの手紙のほぼ全てを破棄した。私は敬愛という心情が本当に好きだが、それと同じくらい嫌悪するのは強い好奇心だ。しかし、長年の体験から実感するのは、残念ながら、人間一般には好奇心の方が敬愛よりはるかに顕著だということだ」(Letters 3376)
序章 書簡に見るジョージ・エリオット
第一章 『ウェストミンスター・レヴュー』編集時代
第二章 ルイスと共にドイツへの旅立ち、 評論活動
第三章 創作の開始、『牧師たちの物語』
第四章 『アダム・ビード』、『フロス河の水車場』
第五章 イタリアの旅、『サイラス・マーナー』、再びフィレンツェへ、『ロモラ』