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タイトル |
白人になれない白人たち(仮)(ハクジンニナレナイハクジンタチ) |
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〈リベラル〉に反旗を翻す白人たちーー
何が〈中欧〉の人々を憎悪に走らせているのか?
「非リベラルな民主主義」を高らかに宣言したハンガリーのオルバーン首相。その理念は米国のトランプやロシアのプーチンとも共鳴し、移民や性的少数者(LGBTQ)に対する憎悪をあおる強権的政治が世界に広がりつつある。中欧は反リベラル現象の震源地なのか? 中欧出身の文化人類学者が、民主主義の危機の背景にある「白人」間の人種差別(レイシズム)を解き明かす衝撃作。
まえがき あるカナダ系「中欧人」の告白
序章 人種、非自由主義、中欧
第一章 こうして東欧人はあまり白人でなくなった
第二章 こうして中欧人は東欧人になった
第三章 こうして中欧人は何度も中欧人になった
第四章 中欧ーー「半分だけの真実」と事実
第五章 最後の白人男性ーー白無垢な中欧
第六章 「東欧人は恥を知らないのか? 」
--中欧における反ユダヤ主義、レイシズム、同性愛嫌悪
第七章 拒絶された模倣
--西欧はなぜ中欧に東欧のままでいてほしいのか
第八章 「我々は植民地にはならない!」
第九章 スラヴィア・プラハ対グラスゴー・レンジャーズ
--あるサッカーの試合を教訓に
終章 移民がやって来るとき
訳者解説ーー文化人類学者がみた中欧の政治