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タイトル |
京都を学ぶ【洛東編】(キョウトヲマナブ ラクトウヘン) |
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牛若・弁慶伝承、天狗譚と白河院、足利義政と銀閣(東山山荘)、醍醐寺の桜会、宮川町の遊郭、琵琶湖疏水と庭園、清水焼と登り窯など。京都人の愛する鴨川が流れる洛東地域の歴史と文化の厚みを知る。「京都の文化資源」発掘シリーズ第5弾。
●著者紹介
金田章裕(きんだ・あきひろ)〔京都学研究会 代表〕
一九四六年生まれ。京都府立京都学・歴彩館館長。京都大学名誉教授。専門は歴史地理学。著作/『古地図で見る京都』(平凡社 二〇一六年)、『平安京ー京都ー 都市図と都市構造』〔編著〕(京都大学学術出版会 二〇〇七年)ほか。
はじめに
洛東概略図
1 洛中と洛東を結ぶ橋
洛中から洛東へ (金田章裕)
五条の橋の牛若・弁慶伝承をたどる (本井牧子)
─-ヴィジュアルイメージの痕跡をもとめて─-
コラム1 五条の橋の形 (中西大輔)
2 東山の山荘と寺院
浄蓮華院からみた吉田地域の中世 (吉江崇)
平安後期物語と白河院 (安達敬子)
─-天狗譚との関わりをめぐって─-
東山山荘造営と足利義政 (川口成人)
3 山科の寺院
山科の古代寺院の造営と近世における再生 (増渕徹)
─-大宅廃寺を中心に─-
醍醐寺の桜会 (西弥生)
コラム2 安祥寺の創建と恵運の入唐 (吉岡直人)
4 東山の近代
宮川町の成立と近代化 (井上えり子)
─-京の花街の空間構成─-
琵琶湖疏水利用庭園の成立と展開 (佐野静代)
─-無鄰庵に先行する庭園と山県有朋人脈による別邸群の形成─-
コラム3 京焼・清水焼と登り窯 (木立雅朗)
─-その構造と機能─-
登り窯の受難 (木立雅朗)
─-清水焼と五条坂の戦中戦後─-
コラム4 清水寺の明治維新 (杉本弘幸)
あとがき