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タイトル |
家族・関係者支援の実践(カゾク・カンケイシャシエンノジッサイ) |
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問題を関係の視点から見ていくこと,援助する人自身が支援を要する人たちの間にうまく加わり関係をつくること,この二つのポイントを実践の場で如何に活かすか。本書はその具体的な実践戦略を余すところなく開示する。
はじめに
1 家族・関係者支援とその必要性
第1章 臨床現場で求められる家族・関係者支援:人間関係を扱う必要性
第2章 システムズアプローチによる家族・関係者支援:基本と応用
2 保健医療
第1章 精神科医療における医師の仕事と関係性
第2章 心療内科クリニックにおける実際と心理師の働き方:医師との付き合い,患者さんのクレーム対応
第3章 医療スタッフのかかわりを考慮して行った多職種連携:入院中の摂食障害の事例から
第4章 児童精神科における治療:解決は《子どもだけ》から《関係者》へ
第5章 大学病院における困難事例への心理支援
保健医療のまとめ
3 福 祉
第1章 児童相談所による児童虐待への介入と家族・関係者支援
第2章 虐待対応現場の実際:通告から一時保護,そして家族の再構成に至るまで
第3章 児童養護施設における子どもと実情,関係者支援:児童相談所の立場から
第4章 高齢者介護分野における家族・関係者への支援:ケア体制の構築・維持・安定のために
福祉のまとめ
4 教 育
第1章 スクールカウンセリングにおける家族・教職員の支援
第2章 教育相談機関における家族・関係者支援
教育のまとめ
5 家族問題
第1章 夫婦関係の問題と支援:浮気の問題を例として
第2章 ステップ・ファミリーの問題と支援
家族問題のまとめ
6 現代社会に求められる新たな臨床的視点:新たな対人支援方法としてのシステムズアプローチの位置づけ
編集の終わりに
索 引