ーー潰しましょう、あなたのためならいくらでも。
亡き母が平民だったために、王女でありながら父や乳母たちから虐げられているブランシュ。
けれど、乳母の息子で侯爵家の嫡男アルマンだけは、いつもブランシュを助けてくれていた。
優しい彼に恋心を抱くブランシュだったが、乳母が火事で亡くなったすぐ後に、
アルマンはその死を悼む様子もなく、突然キスをしてきて……!?
真意がわからず混乱するブランシュをよそに、
アルマンは彼女をさらなる官能の深みへ堕とそうとするのだが……。
壊れた貴公子×薄幸の王女、凶悪な純愛に囚われて……。