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タイトル |
ハート先生の心電図レクチャー 基礎編(ハートセンセイノシンデンズレクチャー キソヘン) |
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循環器系の病棟に限らず、ほぼすべての診療科に心電図モニターがあります。
看護師のみなさんも、波形を眺めて異常がないかどうかの判断をしなくてはならない場面に遭遇します。
ところが学生時代に限らず、看護師が心電図を学ぶ機会は少なく、いきなり波形をみる現実に直面するのです。
心電図は見えない心臓の現象を波形にしたものですから、まずは心臓について学ぶことが大事です。
本書では心臓の動きと心電図波形の出現が連動したハート先生オリジナルのイラストを中心に、
目で見えない現象をできるだけ目で見て理解できるよう工夫しています。
「病棟でモニター波形を見てみようかな」。
読んだ後にそう思ってもらえたら、心電図学習の壁は1つクリアです。
受講者約30万人、ハート先生の人気セミナーから生まれた“心電図学習はじめの1冊”です。
<目次>
1 心電図波形をつくる原動力
2 仕事の号令を発し、伝える能力
3 心電図の波形はどのようにできるのか
4 興奮の伝播と心電図波形の関係
5 誘導法の基本1:四肢誘導の目の位置
6 誘導法の基本2:胸部誘導の目の位置
7 正常12誘導の特徴
8 心電図波形が描かれる原則
9 12誘導心電図検査の手順
10 12誘導心電図の役割が発揮される場面
11 12誘導心電図で虚血性心疾患を判定する
12 心電図の波の大きさの変化
13 心電図モニター誘導のとらえ方
14 基本の心電図波形と正常洞調律
15 心臓のポンプとしての役割
16 心拍数の数え方
17 致死性不整脈の救命処置
18 だまされてしまう波形
19 体位の変化に伴う心電図波形の変化
20 ペースメーカの役割
21 ペースメーカの分類コードとその意味
22 ペーシング心電図波形の特徴
23 ペースメーカがうまく機能しないとき
24 電解質の異常と心電図変化
[本書に登場する不整脈]
・洞性頻脈
・洞性徐脈
・洞不全症候群 SSS
・逸脱収縮[補充収縮]
・上室性期外収縮 SVPC
・心室性期外収縮 PVC or VPC
・二段脈
・三段脈
・心房性期外収縮 PAC
・右脚ブロック RBBB
・左脚ブロック LBBB
・左脚前枝ブロック LAH
・左脚後枝ブロック LPH
・房室接合部性調律
・発作性上室性頻拍 PSVT
・心室頻拍 VT
・心室細動 VF
・QT延長症候群
・ブルガダ(Brugada)症候群
・心房細動 AF
・心房粗動 AFL
・WPW症候群
・房室ブロック A-V block
・第1度房室ブロック
・第2度房室ブロック[不完全房室ブロック]
・第3度房室ブロック[完全房室ブロック]