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タイトル |
定年をどう生きるか(テイネンヲドウイキルカ) |
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人生の後半に向けて
自分を見つめ直すために
会社員ならいつかは経験する定年。お金や健康といった不安は、もちろんあるが、その問題の本質は対人関係の変化にある。慣れ親しんだ職場を離れ、自分と仕事や家族、社会との関係を再定義し、いかに貢献感を持ち、新たな人生を充実させるか。アドラーをはじめ、プラトン、マルクス・アウレリウス、三木清……哲学者が教える幸福で「ある」ために必要なこととは。
◎定年の準備は未来のためではなく今のため
◎他社を対等の存在と見られない限り、定年後の人生はつらいものになる
◎老いることは退化ではなく、変化である
◎私たちは会社という共同体より、大きな共同体に所属している
◎後悔することも不安になることもなく、今日という日を丁寧に生きる
◎仕事の目的を成功とすると、定年後に貢献感を持てない
◎成功は量的なものであるのに対して、幸福は質的なもの