|
タイトル |
しごと放浪記 自分の仕事を見つけたい人のために(シゴトホウロウキ/ジブンノシゴトヲミツケタイヒトノタメニ) |
|
自分の仕事を見つけるために著者がたどった「しごと放浪」。
そこには今、仕事について考え、悩み、迷う人のためのヒントがある。
勤められない人、勤まらない人、フリーランスを目指す人も必読。
1970年代、男子学生が圧倒的に多い大学での学生生活、男女雇用機会均等法実施のはるか以前にPR会社や出版社に勤務…。編集者、地域雑誌『谷根千』発行人、書き手として今に至るフリーランスの日々。著者が歩んできた仕事の一本道、脇道、遠回りの道…。思いがけない妊娠、出産、育児を抱えて女の人生は割り切れない。常に切り開いてきた「しごと放浪」の道を自伝的に語る。
今、新型コロナウイルスの感染により、多くの人の労働環境が大きく変化している。著者の「しごと放浪」は、仕事について考え、悩み、迷う人たち、とりわけ著者の「娘」とも呼ぶべき世代や、同じジャンルの仕事を目指す女性へのヒントとなる。
また東京オリンピックの開催で揺れるなか、常に東京を思い、見続けてきた視線から、オリンピックと日本、東京への感慨も語られる。
【目次から】
均等法以前の女子学生 一九七三〜七七
PR会社に潜り込み、出版社に転職
もう一度学び直す 東京大学新聞研究所へ
子育てとニュータウン
地域雑誌『谷根千』の船出
離婚して物書きになる 一九九一
女性が大切にされない地域は消えていく
林住期から遊行期へ
【著者略歴】
森まゆみ(もり まゆみ)作家、編集者。1954年生まれ。出版社勤務を経て1984年、地域雑誌『谷中・根津・千駄木(谷根千)』を創刊。「地域雑誌」を越えた人気を得、谷根千は東京の人気スポットになる。並行して東京の歴史的建物の保存・活用を続ける。『鴎外の坂』『「即興詩人」のイタリア』『「青鞜」の冒険』『子規の音』『「五足の靴」をゆく 明治の修学旅行』『路上のポルトレ』 など著書多数。