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タイトル |
ネオ・サピエンス誕生(ネオ サピエンスタンジョウ) |
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2021年9月刊の雑誌『kotoba』(集英社)の特集「人間拡張はネオ・ヒューマンを生むか?」を新書化。SFの中にしかなかった世界が今日、現実になる。明日はさらに人間の身体能力、コミュニケーション能力が「拡張」され、人間存在と社会の意味を変えるだろう。そこに現れるのはネオ・サピエンス、そしてユートピアなのか? ロボットなどのテクノロジーや情報科学の研究者、ジャーナリスト、作家、ミュージシャン、アスリートらが、来るべき「人間拡張」の未来を考える。
【内容】
服部桂(ジャーナリスト) /人間拡張の原理を超えて メディアの歴史から読む未来
稲見昌彦(東京大学教授)/人間拡張工学は人を幸福にするか?
ピーター・スコットーモーガン(ロボット工学博士)/NEO HUMANが語る真の人間性とは?
為末大(元陸上選手)/技術革新と人間の思いが、限界を拡張させていく
平沢進(ミュージシャン)/ディストピアを脱却するためのデトックス
渡辺正峰(脳科学者)/ 機械の中で第二の人生を送る
木下美香(三井物産ウェルネス事業本部戦略企画室)/インプランタブルデバイス医療の今
粕谷昌宏(MELTIN代表取締役)/サイボーグ技術は人の可能性を拡張する
富野由悠季(アニメーション映画監督・小説家)/人類は「ニュータイプ」になれるのか
ケヴィン・ケリー(編集者・ジャーナリスト)/今だから考えたいテクノロジーとの付き合い方
大森望(翻訳家・書評家)/SF作品が夢見た人間拡張
塚越健司(情報社会学者)/ ポストヒューマンは、「万物のネットワーク化」の夢を見るか?
ドミニク・チェン(早稲田大学文化構想学部准教授)/感覚を「翻訳」するということ
吉川浩満(文筆家)/人間拡張ーー進化の相の下に
さやわか(エッセイスト)/『攻殻機動隊』は未来を創ることができるか